- 「自分の分身になるような服を作りたい」という思いから今年の10月にはじめた自身のブランド＜PATOFU＞やミニマルな韓国ブランドの服を使ったコーディネートを毎日インスタグラムで発信。洗練されたシンプルなコーディネートはsumyさんならではで、30代の女性を中心に多くの共感を呼んでいます。

sumy：昔は、例えばアシンメトリーのような、見た目でわかりやすく個性的な服も着ていましたが、年齢を重ねるにつれてシンプルな服を選ぶようになりました。その中で、色や素材の合わせ方を工夫して、世界観を出すのが今は楽しいですね。

- インスタグラムを始めた当初は特に意識をしていなかったそうだが、韓国の方からのリアクションが増え、気がつけばミニマルな韓国のブランドや韓国の方のスタイルに惹かれていったというsumyさん。現在は韓国のブランドを販売するプラットフォームでディレクションも行う。そんな彼女が感じる日本と韓国のファッションの違いとは。

sumy：あくまでも個人的な見解なんですが、どちらかというと単体で商品を見るのが日本で、韓国はスタイルを意識しているように感じています。例えば、日本ではシンプルな物を多く取り揃える定番ブランドが幾つかあって、シンプルなコーディネートを組もうと思うとそこの商品になりがちだと思うんです。韓国では、シンプルな物でもブランドの世界観として作り上げられている製品を提供しているブランドがたくさんあって、消費者の方も全体のバランスを考えて物を買ったり、世界観から共感して物を買ったり…。そういう広がりは韓国の方があると感じています。

- 「ボリュームがあってコーディネートが難しそう」という先入観から、実は最近までダウンのアイテムが苦手だったと話すsumyさん。たまたま旦那さんが持っていたダウンを着てみたら、意外とすんなり着れたことをきっかけに克服したそうだが、これまでショート丈のダウンジャケットしか買ったことがないとのこと。そんな彼女に＜KWD＞のダウンショールについて、率直な感想を伺ってみました。

sumy：＜KWD＞のショールは、私にとってはじめての服以外のダウンプロダクト。想像以上に使い回しが効いて驚いています。個人的には大きすぎないほど良いボリューム感が気に入っていて、私のおすすめはマフラーとして首に巻くスタイル。暖かいのはもちろん、シルエットに変化をつけることができるアイテムとしても重宝しています。今日は圧縮ウールのコートに合わせていますが、他にも幅広く使うことができそうです。

- 防寒具としてはもちろん、ファッションアイテムとして取り入れるのが彼女ならではの＜KWD＞の使い方。また、＜KWD＞のプロダクトは全てセミオーダーで、「羽毛の種類が選べるのも良かった」と語るsumyさん。彼女が選んだのは再生羽毛の『グリーンダウン』で、納得の品質だっとという。

sumy：もともとグリーンダウンの取り組みには関心があって、過去には実際にダウンを回収している店舗に羽毛布団を持っていったこともあります。環境問題に対して自分たちに何ができるのかわからない中で、今後自分たちが物づくりをしていく上でのヒントになるのではと思い（グリーンダウンを）選びました。実際に使ってみたら再利用した羽毛なのに、他のダウンと全く違いがわからなかったのが印象的でした。改めてグリーンダウンの質の良さを感じることができました。